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ガウ (GAW)とは、アニメ『機動戦士ガンダム』を始めとする『ガンダムシリーズ』のうち、宇宙世紀を舞台とする作品に登場する架空の兵器(航空機)である。 == 機体解説 == ジオン公国が開発した大気圏内用大型輸送機 / 爆撃機である。ガルダ級登場までは、ガンダムシリーズ最大の航空機であった。また、ミノフスキー型熱核反応炉2基を翼付け根に搭載し、その電力により熱核ジェットエンジン18基を駆動し、ほぼ無限の航続距離がある。だが、コロニー内のシミュレーションのみで設計された機体であったため、ドップと同じく揚力だけで飛行を支えるのは不可能であり、全速航行時でも下方ジェット噴射に全推力の三割を回していたという〔『ガンダムセンチュリー』、みのり書房、1981年9月〕。ただし漫画『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』では一年戦争後の運用時に「年代物の燃費食らい」との評価もされており、無限の航続距離という点には疑問がある。 陸上での長距離移動能力に乏しいモビルスーツを運用するために開発され、MSを胴体部に3機、ドップ戦闘機を両翼にそれぞれ4機搭載可能である。 あたかも空飛ぶ空母のごとき威容と機動兵器搭載運用能力を持つことから「攻撃空母」と呼ばれる。またメガ粒子砲を連装三基装備するなど艦艇に近い重武装が施され、絨毯爆撃をも市街地廃墟などで展開している。南米の連邦軍総司令部ジャブローに対しては、「定期便」と呼ばれる爆撃をたびたび行っていた〔テレビ版第30話。トーチカ内部の連邦軍兵士の会話より。〕。また、オデッサ戦でも多数投入された。 前方にMSの発進口を設けたため、MS降下時には速度を落とさねばならず、ジャブロー強襲作戦では連邦軍の良い標的となったという。また、同作戦中のガウはドップを搭載せず、艦載機発進口のカタパルト上部に多数の空対地ミサイルランチャーを仮設。MS隊降下の露払いとしてジャブローにミサイル攻撃を仕掛けた。護衛のドップ部隊は最初からガウの周囲を飛翔している。 特筆すべき事項として、宇宙往還機の母艦機能がある。大気圏突入カプセルコムサイの空中収容とブースターなしでの弾道飛行のための自力発進が可能。航続距離の短いコムサイを連邦軍制空圏手前で回収し、弾道軌道で味方基地近辺に送り出すことでコムサイの生存率は著しく向上したとされる。 また、装備の違いによりいくつかのバリエーションが存在するという説もある〔『機動戦士ガンダム 公式百科事典』、講談社、2001年3月。補足として同書では、OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場した機体等の形状の差異を、生産時期や生産拠点の違いによるものと解釈している。この機体は、欧州方面軍へと配備された機体であり、2連装メガ粒子砲の形状や位置が異なっている。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ガウ (ガンダムシリーズ)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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